3月の初めの、2週間にわたって行われる
東大寺のお水取りに行ってきました。
・・・先週末。
既に数回参加済みの
marinjiちゃんに連れられて
「なんか火がすごいらしい」とだけしか知らずについていく(笑。
昼を越す新幹線だったので、駅弁いただきまーす。
崎陽軒の「ホタテ弁当(?)」。
ホタテがいっぱい炊き込まれていて美味しい~。
お惣菜もシュウマイ始めどれもこれもおいしくて
「こりゃ惣菜でビール、シメにご飯だよね。」と言いつつ
体調不良につき泣く泣くお茶で頂く。
新大阪で下車、先にホテルにチェックインしてから
奈良へ向かう。
どーん。
東大寺。
しかし、会場はここではなく二月堂というところらしい。
ここです。
斜面になった、庭のような広場のような場所に
まだ2時間前というのに既にたくさんの待ち人が。
火が出る、もといおたいまつが通るのは上の欄干?のところで
そこを見上げることになるらしい。
私らは、付近を少し散策することに。
おたいまつを持ったお坊様はこの階段を上ってくるらしい。
雰囲気ありますね。
このあと上のお堂を見、甘酒やらわらびもちを食べてぶらぶら。
そして広場に戻るとなんと!1時間前にしてもうびちびちの入場規制状態。
しかも雨が降ってきた・・・。
運がいいのか悪いのか、門屋根の下に入り込む。
ここもみちみちの通勤電車状態・・・
このまま1時間待つのか・・・
まあ、ライブと思えば・・・
しかし、周囲の明らかに短気そうなおじさまおばさまたちも
意外に大人しく待っていて、ぎゅうづめもそれほど不快ではない。
ときたま入る警察からの拡声器での注意に
「聞こえへん!」などとやいやい関西弁でヤジが起きるのがおかしい。
そして7時。
さきほど見てきた階段の方が薄明るくなり
始まったーーー!
欄干の上にたいまつ(木のでかい玉が長い竿の先についている)が現われ
「おおおーーー」とどよめき。
たいまつは善男善女の上にかざされ、振られ、回されて
火の粉を浴びる直下の観衆達から悲鳴が(笑。
欄干をぐるりと回っていくうちにたいまつはばらばらになり
最後はさっさっと振られて消失。
そんなのが次々に10本以上。
最初はどよめいて見ていた観衆達もだんだん目が肥えて
「・・・なんか小さいなあ・・・・」「あんまり回ってない」などと
批評し始める始末(爆。
20分ほどで終了。
火の粉を浴びたり、たいまつのかけらを持って帰ると
ご利益があるのか
みなさん芝生の上のかけらを一心不乱に拾っていました。
その後、お堂の中のさらに薄布で仕切られた中にこもって
行を行っているお坊様達を
いけないことをしているような気持で見守る(笑。
お経にすごい節がついていて、まるでロシア民謡みたい。
一人が歌って、コーラスが続いて
木の靴底の音がゴツゴツと響く。
たまに一人布の中から飛び出してきて
板の上に激しく体を投げ出す(五体投地というらしい)。
お水取りの間は、こんな風に1日中数々の行が行われ
それが14日間続くんだよね・・・。
そして、メンバーに選ばれたお坊様は
そのために2月いっぱい準備するそうな。
いや、私は1ヶ月くらいじゃあんな膨大な所作を覚えられません・・・(汗。
すごいなあ。
目的は全然違うけど、リハーサルと壮大なショウのようなものに思いました。
9時ごろ会場を出て、大阪へ戻る。
ビールを飲んで宿へ。
宿(モントレ)は¥4,000でグレードアップできるというので
スイートルームにしてみた!
いやーなんかいろいろすごかった。
ひょー。