5/11(金)、下北沢440にて。
VINTAGE主催の「5月病治療法」ってイベントだったんだ。
今知った(爆。
出演は石橋英子×アチコ/ミンガス/前田栄達。
440は本日はゆるやかな入りで全員着席。カールスバーグとモルツと黒生の生ビールが飲めるオサレカフェ風のライブハウスです。席には食べ放題の揚げスパゲティ「とまらん棒」常備。素敵だ。
すいません、ミンガスは女性のボーカルの声が印象的だったものの曲が捉えどころがなくて、ついつい気持ちよく寝てしまいました。
そして、前田栄達はエレクトリックギュインズの人だったんですね!今回はピアノの女性とデュオでしたがうーーーーーんん・・・曲が素直すぎてひねくれた年増はうなだれるばかり・・・。
ラストはお目当ての石橋英子さんとアチコさんのユニット。これは酔いも眠気もぶっとぶものすごいアクトでした。ソフィア・コッポラのような意地悪で生臭いガーリーテイストと、武士道かくやの背筋の伸びた骨太さを合わせ持つお2人。椅子に座って少し足をぶらつかせながら、そっぽを向いて気のなさそうに歌いながらも、聖歌隊のようにイノセントでくるくる表情の変わる声のアチコさん。全くサービス精神なしでとにかく艶やかに情熱的にピアノを弾きまくる英子さん。耳あたりはやさしいのに、才気と熱と冷ややかさと毒ががちがちに絡み合って息が詰まりそうでした。
「この曲を初めて石橋さんに聞かされたとき、すごく嬉しくなって泣きました。」とアチコさんが紹介した『私のお気に入りじゃないもの』。
輝ける未来/マラソン/鏡/からまわるクスリ/迷う言葉/きっとうまくいくと思うその心/体
こういうものが「お気に入りじゃない(=キライ)」と言い切るアンチ体育会系の感性がうらやましく眩しい。女に甘んじることなく、硬派に肩肘張ることなく・・・初めて「この人とたくさん話をしてみたい」と思うミュージシャンに出会いました。また見に行こう。